どろっぴんぐ。

ケータイ小説サイト野いちごから繋がるブログとして利用。

只今、移行中。[11]

先日、読者が一人増えたと喜んでいたけど、覗いてみたらまた減っていた。
糠喜び… (TдT) 悲し。

でも、まぁ、そういう事なのだろう…。
引き続き地味に活動します。

では今回もちょい見せの続き…。





『愛も罪も』 ー番外編ー (仮)
 

 

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 深夜。池中葉のバイト先の近くでt30が待機している。何処で始末するか、その場所も下見して決めている。t30はh10に言われた通り、何度も繰り返し頭の中でイメージして平常心を保っていた。


「斬るだけ。簡単だ…斬るだけ。」


 自分自身に言い聞かせる。


 葉が店から出てきた。t30は気づかれない様に後を着ける。


 葉は駅前まで歩くと、止めていた自転車を押して地下道へと入って行った。t30は走って追いかけ、彼に声を掛けた。

「池中葉だね?」


 自転車に跨ろうとしていた葉が振り向き、


「あんた誰?」


 と怪訝な顔をしている。


 情報はゴーグルで得た。葉の顔写真も映っていた。だが人違いをしてはならない。確認をする為、


「市役所の者ですが、貴方は池中葉ですね。」


「そうだけど?」


 と、その言葉を聞いた瞬間、手に握っていたチップを変形させ、長さ40センチの細く銀色に光る刀にした。


「な、なんだよ…」


 t30の姿を見て葉はたじろぎ後退をする。


 両手で刀を絞る様に握り振り翳すと、相手に向かって振り下ろした。葉は自転車から手を離すと、跳ねる様に地面に転がってそれを避けた。


「……っ!」


 葉は言葉を失って震えている。次は狙いを外さないようにと、t30はまた刀を構えた。



 



と、今回はここまで。


PS:

『樛結の実』 愛も罪もー番外編ー をゆっくりしたペースで投稿して行こうと思います。

本来の順番としては、a2の話しが全て終了してからの投稿にしたかったのですが、そうすると、随分と先の事となってしまう。本編とは全く別の話しだし、あたしの気が逸っているので、今しちゃえっ!(>ω<)ノ*
と思って、投稿する事にしました。(けど、亀の歩みです。)
そちらも楽しんでもらえればと、思っとります。 m(_ _)m 


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