只今、移行中。[11]
先日、読者が一人増えたと喜んでいたけど、覗いてみたらまた減っていた。
糠喜び… (TдT) 悲し。
でも、まぁ、そういう事なのだろう…。
引き続き地味に活動します。
では今回もちょい見せの続き…。
『愛も罪も』 ー番外編ー (仮)
4
深夜。池中葉のバイト先の近くでt30が待機している。何処で始末するか、その場所も下見して決めている。t30はh10に言われた通り、何度も繰り返し頭の中でイメージして平常心を保っていた。
「斬るだけ。簡単だ…斬るだけ。」
自分自身に言い聞かせる。
葉が店から出てきた。t30は気づかれない様に後を着ける。
葉は駅前まで歩くと、止めていた自転車を押して地下道へと入って行った。t30は走って追いかけ、彼に声を掛けた。
「池中葉だね?」
自転車に跨ろうとしていた葉が振り向き、
「あんた誰?」
と怪訝な顔をしている。
情報はゴーグルで得た。葉の顔写真も映っていた。だが人違いをしてはならない。確認をする為、
「市役所の者ですが、貴方は池中葉ですね。」
「そうだけど?」
と、その言葉を聞いた瞬間、手に握っていたチップを変形させ、長さ40センチの細く銀色に光る刀にした。
「な、なんだよ…」
t30の姿を見て葉はたじろぎ後退をする。
両手で刀を絞る様に握り振り翳すと、相手に向かって振り下ろした。葉は自転車から手を離すと、跳ねる様に地面に転がってそれを避けた。
「……っ!」
葉は言葉を失って震えている。次は狙いを外さないようにと、t30はまた刀を構えた。
と、今回はここまで。
PS:
『樛結の実』 愛も罪もー番外編ー をゆっくりしたペースで投稿して行こうと思います。
本来の順番としては、a2の話しが全て終了してからの投稿にしたかったのですが、そうすると、随分と先の事となってしまう。本編とは全く別の話しだし、あたしの気が逸っているので、今しちゃえっ!(>ω<)ノ*
と思って、投稿する事にしました。(けど、亀の歩みです。)
そちらも楽しんでもらえればと、思っとります。 m(_ _)m
✸ たまたま開いた方は意味不明だと思いますが、こちらは ケータイ小説サイト 野いちご から繋がり、利用している個人的なブログです。