どろっぴんぐ。

ケータイ小説サイト野いちごから繋がるブログとして利用。

只今、移行中。[10]

こんにちは。 (_ _)。

前に、今週から続きを投稿すると言いましたが、只今創作中ではございますが、投稿するまでは出来ておらず、投稿はまだ先になります。
(何時かなぁ〜…来週…再来週……今月中には…。(;・∀・)ゞ )
その代わりと言ってはなんですが…『愛も罪』番外編のちょい見せの続きを…。
と、身代わり? を置いて誤魔化す私を許して下さい…。
 m(_ _;)m

(あっ! さっき覗いたら、読者が一人増えていました‼ \(≧▽≦)/🎉
 何があったのか判りませんが、とにかく嬉しいです! 励みになります。頑張ります!!)

では身代わりを…。



       3



 ここまでは順調に進んでいる。ここからがディスポウザーの重要な仕事となる。t30は不安と緊張で心に余裕を持てないでいた。部屋にいても失敗する事無くターゲットを始末する事が出来るのか、その事ばかり考えていた。


「h10、いる?」


 部屋に居ても落ち着かないので、h10の部屋を訪ねた。声を掛けノックをすると、中から
h10が顔を出した。


「何だ」


「これから始末しに行くんだけど…落ち着かなくて。少し話していいかな?」


 h10はt30の顔を凝視すると、何も言わず中へと入る。ドアを閉められなかったので話を聞いてもらえるのだと思い、t30も部屋へと入った。


 h10は読書をしていたらしく、ベッドの上には開いたままの本が伏せてあった。


「不安で…一人で出来るのか自信が無いんだ。君の時はどうだった? 一人になって躊躇する事無く始末できた?」 


「何故不安になる。やる事はそれまでと何も変わらない。単独行動を認められたという事は、それまでのお前の腕が認められたって事だろう。だったら今迄通りに事を成せばいいだろう。そんな事に一々動揺するな」


 h10は表情を変える事無くそう話した。


「そうだな…」


 アドバイスが欲しくて訪ねたが、冷たく突き放されてしまった。


「どうしてもプレッシャーに勝てないなら、まだ指導を着けてくれと頼めばいいだろう」


 h10の言う事は正論だ。何も間違ってはいない。だがその言葉の厳しさに挫けそうになる。それでなくても不安と緊張で吐き気がするくらいなのに。


「t30…」


 h10は呆れたように鼻から小さく息を吐いた。


「イメージするんだ。何度も何度も。ターゲットを前にした時、そのイメージ通りに体を動かせば良い。簡単な事だ」


 静かな口調がt30の心に染みる。


「そうだな。イメージしよう。今迄してきた事を。それでいいよな」


 h10が静かに見つめている。落ち着いたh10を見ていると、自分もこう有るべきだと、不思議と気分が静まってくる。t30は自分自身に頷いた。


「ありがとう。多少は落ち着いてきたよ」


 h10はt30の顔を見たまま何も言わない。


「じゃあ、邪魔して悪かったよ」


 t30は礼を言ってh10の部屋を出て行った。








と、ここまでです。 m(_ _)m


 ❅ たまたま開いた方は意味不明でしょうが、
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