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『愛も罪も』の番外編、予告第三弾です。



   愛も罪も ー 番外編 ー
 

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 突然肩を掴まれて、陽弥は店の隙間の暗い道へと連れ込まれた。十月の夕暮れともなると、日陰に入ればぐっと気温が下がる。途端に肌寒く感じた陽弥は、ブルゾンのポケットに両手を突っ込み、猫背となった。

 森南陽弥。二十一歳。身長一六七センチ。色白。光が当たると明るく見える程度の、僅かにカラーリングした髪は、前髪を右分けしている。形の整った凛々しい眉毛。二重瞼の大きな瞳。口角の上がった唇。フランス人との混血女性にも見える顔立ちをしている。

 服装は女性の顔が白くプリントされた黒いTシャツに、ベージュのパーカブルゾン、デニムにはウォレットチェーンを付けて、ナイキの黒いエナメル、エアフォースⅠを履いている。

 陽弥を呼び止めた相手は、身長一七五センチの痩身だが筋肉質な体型。ボタンの止めていない、白いヘンリーネックのTシャツの胸元から、胸筋が形良く現れている。その上に迷彩のワッフルパーカを着てベージュのパラシュートパンツに、黒い編み上げブーツといった服装。艶のある栗色の髪と、小麦色の肌をして、左耳にはゴールドのピアスが小刻みに揺れている。身長の割には顔が小さく、くっきりとした二重の瞳に大きな黒目は、惹き付けられる程、澄んでいた。

 それは陽弥の知らない人物だった。陽弥は突如現れたこの人物が、何を目的として自分に近づいたのか見定めようと、相手を凝視した。

 なんだコイツ唐突に? 高校生か? オレより年下っぽい。ジャニーズ系だけど無愛想ってか、無表情だ。

 



と、一通り『愛も罪も』の番外編の予告を載せてみました。
楽しんで頂けたでしょうか?
本編も読んでもらえるように、何時になるかは判りませんが、
完成させて投稿出来ればと思っています。 m(_ _)m


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